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とおるの目「女子選抜とパワープレー」

トリムカップ、静岡オープンを観戦して、西日本の女子選抜チームを
いろいろ見ることができました。
そこで感じたのは、今年の女子選抜各チームはパワープレーを仕掛ける
チームが多く、成功する事が多いということです。
ちょっとしたサプライズでした。

■これまでは女子の選抜チームでパワープレーは合わないと思ってました。
・女子の試合では男子に比べてパワープレーを使う事は少ない。
・選抜チームは単独チームに比べて準備できる時間が少ない。

■しかし、成功率が高い。それはなぜか?理由を考えてみました。
・女子ではパワープレーが珍しいため、それに対する守備が整備されていない。
・上記により、連動性を伴う高度なパワープレーが必要ないため、比較的
少ない準備でもパワープレーの効果を上げることができる。
・女子は男子に比べてキック力が落ちるため、パワープレー返しの
ロングシュートが決まる確率が低い。
・女子は前からのプレスを仕掛けるチームが少なく、パワープレーに
おいても比較的容易にハーフウェーラインを越えることができる。

■これまでの流れを踏まえて、今後の展望をしてみます。
・パワープレーの効果に着目し、より力を入れてくるチームが増えるかも。
・同時にパワープレー対策の必要性も高まり、守備での対応も浸透しそう。
・来年3月に全国女子選抜大会が創設されるにあたり、女子選抜各チームの
強化にも力が入り、パワープレーの攻防もレベルアップしそう。


これまで見た各府県のパワープレーにもそれぞれ個性が出ていました。

■福岡、京都、大阪
・スキルの高い選手を揃え、パスで揺さぶってフリーの選手がシュート。
・ポテンシャルの高い選手に、男子のコーチによる指導で、選抜チーム
ならではのパワープレーを作り上げている。
・福岡はトリムカップでは京都戦で一時逆転したり、広島戦で4点差を
1点差まで追い上げたりするなど、試合の流れを大きく変えた。
・大阪は静岡オープンでは埼玉戦を逆転し、岐阜戦を追いついた。
パワープレーなしで4位の結果はなかったかもしれない。

■愛知
・パワープレーを実戦で使うチームがあり、経験者が多い。
・後ろで揺さぶりながらも最終的にはゴール前で合わせる形。
・GKは松島(蹴球小娘)、山田(大洋薬品/BANFF)の2パターン。松島選手
はチームでもパワープレーに入ることが多く、山田選手は館山マリオ氏
(前・名古屋オーシャンズ監督)の直伝。

■三重
・パワープレーを得意とする選手の能力をチームに活かした。
・上杉選手はGK出身で守備に回っても不安がなく、キープ力、パス力、
ロングシュートの威力も高いので、パワープレーのGKは天職と言っても
過言ではない。


昨年、女子の日本代表はアジアインドアゲームズを制しましたが、
決勝のタイ戦ではタイのパワープレーに振り回されて失点し、延長戦
に持ち込まれました。
ただパワープレーを推奨するというわけではありませんが、実践する
チームが増える事によって、守備の面でも対応力が向上します。
選抜も含め、地域の上位のチームにとっては、パワープレーは男子
だけのものではなくなりつつあるようです。
5月、今年も女子の選抜大会として行われる予定の兵庫オープンでは、
女子のパワープレーからドラマが生まれるかもしれません。

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2008年04月19日 15:30に投稿されたエントリーのページです。

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