« 2008年10月 | メイン | 2008年12月 »

2008年11月 アーカイブ

2008年11月04日

とおるの目「全日本女子選手権レポ(1)~MAG'S FUTSAL CLUB LADIES~」

第5回全日本女子フットサル選手権(11/1~3 静岡県)を3日間観戦してきました。
関西勢の成績は、
arco-iris 第3位
MAG'S FUTSAL CLUB LADIES 予選リーグ敗退(1勝1分1敗)
となりました。

まずはMAG'S FUTSAL CLUB LADIESの試合の感想を簡単に記します。


【初日】
■大原学園JaSRAフットサルクラブ 1-0 MAG'S FUTSAL CLUB LADIES
マグはFリーグのために一木監督と神戸コーチが不在で、大黒柱の#7小畑を
欠く苦しい状況。その影響かチームの士気が低いように感じられた。
お互いハーフコートで守るため、穏やかな流れで試合は進む。
先制したのは大原学園。前半7分、#14武田がミドルシュート。DFが寄せきれず
コースもよかったので、マグはこれを防げなかった。
リードされたマグだが、反撃の糸口を見つけられない。この日は#14坂口
と#8小島のコンビが合わず、#15北原の突破も封じられた。

■COLAC,O MAKIART FUTSAL 1-1 MAG'S FUTSAL CLUB LADIES
先制したのは福岡のコラッサ。#14三保が右サイド、シュート体勢から
中央にパス。#11光成がワントラップしてミドルシュート。これが決まり、
マグにとってはまたしてもビハインドの展開。マグは後半同点に追いついた
ものの、勝ち越すことができず、1分1敗で最終戦を残して予選リーグ敗退
が決定した。

【2日目】
■秋田LFCユース 2-5 MAG'S FUTSAL CLUB LADIES
既に予選リーグ敗退が決まったマグだが、神戸コーチが合流して仕切り直し。
ようやくエンジンのかかってきた#14坂口のゴールなどで5-2で勝利。
組合せ的には準決勝を狙える状況にはあったが、波に乗り切れないまま
終戦を迎えてしまった。

2日目、3日目はシュライカー大阪の上口事務局長が会場に訪れ、マグの選手
たちも最終日の決勝戦まで観戦した。今回の結果を今後にどう活かしていくか
注目してみたい。

とおるの目「全日本女子選手権レポ(2)~arco-iris【前編】~

第5回全日本女子フットサル選手権(11/1~3 静岡県)
レポートの続きです。

arco-irisの予選リーグについて簡単に記します。


【初日】
■ナカスポ 1-4 arco-iris
初出場の初戦ということで動きがやや固いarco-iris。
前半1分にナカスポに先制を許してしまう。
ナカスポは元々サッカーチームなので、1対1勝負への対応力が高い。
そのためarco-irisの#9関灘、#10中野が仕掛けても簡単に抜かせない。
それでも前半5分、arco-iris#9関灘が右サイドを突破してシュート。
ファーポストに詰めていた#11江口が押し込んで1-1の同点に追いつく。
後半に入ってもarco-irisは両サイドの攻撃が手詰まりで攻め手がない。
だが、フィクソの#6井野が中央のスペースを使うようになると、右の
#9関灘、左の#10中野からチャンスが生まれるようになる。
後半4分、arco-iris追加点。#9関灘が中央に切り込んで左足で決める。
7分、arco-irisが3点目。#10中野が左に流れたピヴォ#11江口に当てる。
中央に走りこんだ中野がリターンをもらって、冷静に流し込んだ。
同じく7分、3点目と同じ形で#10中野が決めて4-1。
序盤に苦しんだarco-irisだったが、いい形で全国初戦を快勝した。


【2日目】
■arco-iris 4-1 Amaralo/峰FC
峰の#10宮川は2007年日本女子代表で、チームでも絶対的存在。
arco-irisは「代表選手ということで、かなり警戒していた」のだが、
マッチアップしたarco-iris#6井野がほぼ完璧に抑え込み、エースに
仕事をさせなかった。
エースを封じられた峰はチームとしてのリズムを失う。
前半1分、自陣でのキックインをarco-iris#9関灘にカットされ、
あっさり先制を許す。9分にはarco-iris#9関灘のミドルシュートが
決まって2-0。同じく9分にはゴール前での浮き球をarco-iris#11江口
がヘディングで押し込み、3-0。予想外の点差で前半を折り返した。
後半、峰がディフェンスのプレッシャーを強くしてきたのか、
arco-irisの攻撃のリズムが悪くなる。2点差になれば相手を勢いづかせて
しまうだけに、失点したくないところ。
ここでarco-irisは#5竹田を投入。「足の怪我のため、長い時間は使えない」
とのことだが、新生チームにあって「フットサルでの経験値が高い」
竹田が入ることで、バタバタしていたチームが落ち着きを取り戻した。
そして5分、左CKから#10中野のシュートパスに#11江口が合わせて4-0。
arco-irisが試合を決定付ける1点を奪った。
7分にarco-irisのディフェンスの連携ミスから峰#10宮川に決められて
4-1とされるが、そのままのスコアで試合終了。


■arco-iris 5-1 member of the gang igaueno
グループ首位争いはともに8得点2失点。引き分ければ抽選で準決勝進出
チームが決まるという状況での試合だった。
先制したのはarco-iris。前半2分、右キックインから#6井野がシュート。
ファーポストにいた#11江口が押し込んで1-0。
前半7分、arco-iris追加点。右キックインから#6井野がニアへ強シュート。
これが決まって2-0。
そして9分にはarco-iris#11江口がGKと1対1となり、ダブルタッチの
鮮やかなシュートを決めて3-0。3点差で前半を折り返した。
次の1点を取ったのはギャング。後半2分、arco-irisディフェンスが
乱れたところをギャング#6小松が押し込んで3-1の2点差に。
しかしその5秒後、arco-iris#11江口のゴールで再び3点差となる。
ギャングにとって、反撃ムードに水を差す痛恨の失点となった。
そして後半5分、arco-iris#9関灘が得意のドリブルで中央から右に
流れてシュートを決め、5-1とする。
後がなくなったギャングはGK#10瀬口が攻撃参加を試みるが、中途半端な
形でボールを失う。これを拾ったarco-iris#10中野が抜け出そうとする
ところを瀬口が止めるがこれがファウルとなり、瀬口にイエローカード。
この接触でarco-iris#10中野が傷んでピッチを離れる。arco-irisは
#5竹田を投入することでチームの動揺を最小限に抑えた。竹田は峰戦
に続いて、火消し役としていい仕事をした。
終盤、ギャングは#7四宮のトリッキーなドリブルで打開を図るが、
arco-irisは#6井野を中心に落ち着いて対応し、チャンスを作らせない。
このままarco-irisが5-1で勝ち、3連勝で準決勝進出を決めた。

とおるの目「全日本女子選手権レポ(3)~arco-iris【後編】~」

第5回全日本女子フットサル選手権(11/1~3 静岡県)
レポートの続きです。

arco-irisの準決勝について記します。


【3日目】
準決勝
■FUN LADIES 8-3 arco-iris
メインスタンド側FUN LADIESサポーター席には黄色のTシャツを着た
50人規模の応援団。うち、声出しサポーターは10数名。
関西ではFリーグでもお目にかかれないような強力なサポーターだ。
会場が静岡県でも、東京からこれだけの人が集まる。
FUN LADIESのフットサルにはそれだけの魅力がある。大会を通して、
そう思わせるような試合を確かにしていた。

バックスタンドのarco-iris応援席にも、チームの他、#6井野や#10中野
の横断幕が掲げられている。少ないながらも応援してくれる人がいる。
そしてここには、何とDJ JUMBOさんの姿も。ミックス大会で知り合って
お友達になったそうで、arco-irisが勝ち残ったから、帰京の予定を
延ばして応援に駆けつけたのだとか。
その隣には2007年日本女子代表監督の中村恭平氏。代表選考のために
選手を観にきたのだろうか。
個人的には(NICOサポーターとしては)、ここにいるのがニコでないのは
とても悔しく、やりきれない気持ちになる。

試合は序盤からFUNペース。#6宇津木、#10中島のゴールで2点リードする。
「特にFUN対策はやっていない」というarco-irisは、自分たちのスタイルを
どこまでも貫く。#9関灘はどこまでも右サイドのタテ勝負。
予選リーグを観戦しているFUNは、当然それをわかっている。
しかしそれでも成功してしまうのが、フットサルの面白いところ。
前半15分、arco-iris#9関灘が右サイドを突破し、ミドルシュート。
これに反応した#11江口がゴール前で合わせて2-1とする。
前半は1点差で折り返した。

後半は点を取り合う展開となる。
7分、FUN#15小出がドリブルシュートを決めて3-1。8分、今度はarco-iris
#11江口のゴールで3-2。11分、FUN#6宇津木のゴールで4-2に。
12分、arco-iris陣内深くでFUN#7高橋がボールを奪って中央に折り返すと、
これを#10中島が決めて5-2、3点差に。
arco-irisにとっては不用意な形での失点が、形勢を大きく傾けた感がある。
17分、arco-iris#10中野が左45°からミドルシュートを決めて5-3とするが、
FUNが残り2分で3点取って、8-3。
3連覇中の女王が、初出場の挑戦者に引導を渡した。


スコアは8-3。最後の3点は勿体ない気がするものの、現状を示すスコア
なのだと思った。
選手たちはこの結果をどう感じたのか。ある選手のコメントは、
「来年必ずここ(全国)へ来て、次こそはFUNを倒す」
打倒FUNというゴールをはっきり認識し、最高のモチベーションを得て、
このチームは次のステップへと進んでいくことになるだろう。
日本一というゴールを普段から意識出来るチームが増えることは、関西
全体にとっても、非常にいいこと。
arco-irisの挑戦が、今後の関西にいい効果をもたらしてほしい。


今大会を通じて、arco-irisの中でMVPを挙げるとしたら、筆者が選ぶのは
#9関灘美那子。右のサイドアタッカーとして、とことん縦に勝負した。
そこまでやらせたチームも凄いし、やりきった本人もたいしたもの。
まだ19歳。徐々に幅を広げながら、常に勝負できる選手であり続けてほしい。

最後に、筆者が選ぶ今大会ベスト5

GK 澤田法味(大原学園JaSRAフットサルクラブ)
FP 高橋唯(FUN LADIES)
FP 中島詩織(FUN LADIES)
FP 宇津木みる(FUN LADIES)
FP 井野美聡(arco-iris)

2008年11月06日

とおるの目「10/25 全日本選手権大阪大会観戦」

10月25日に全日本選手権大阪大会のF.C. DREAM - シュライカー大阪サテライト
の試合を観戦してきましたので、遅くなりましたが簡単にレポートします。

■F.C.DREAM 4-3(前半0-1) シュライカー大阪サテライト

シュライカー大阪からドリームに復帰した鈴木は選手権の登録は間に合わず、
ゲーム中はスタンド観戦となった。
ドリームはFP6名。20分ハーフをどう乗り切るかがカギとなった。
一方のシュライカーサテライトはFリーグのためにドゥダ監督と奥田コーチが
不在。選手の松岡が采配を受け持つ形となった。
先制したのはシュライカーサテ。前半2分、中央をドリブルした#10が
エリア内で倒れる。接触があったとしてPKの判定。これを#9が決めて0-1。
シュライカーサテはリードしたこともあり、ハーフの守備で慎重な試合運び。
ドリームは#8岡部政と#2岡部真が出てスタメンを休ませるなど、ビハインド
ながらも慌てずにゲームを進める。
前半はシュライカーサテが第2PKを外したこともあり、0-1のまま折り返す。

後半からドリームは#14久保が出場。前半途中に会場に到着したので、
何とか間に合った形となった。
後半1分、シュライカーサテ追加点。#10がエリア内のこぼれ球に向かって
スライディングしながらのシュート。ドリームGK八木が躊躇したのか、
やや出遅れ気味になり、交錯しながら押し込まれる形となった。

窮地に追い込まれたドリームを救ったのは、ベテランパワーだった。
後半から出場の#14久保が遠目から強烈なシュートを連発し、最年長#8岡部政
は前線から積極的にボールを追って、シュライカーサテにプレッシャーをかける。
こういったプレーがシュライカーサテから余裕を奪ったのだと思う。
7分、ドリームが1点を返す。シュライカーサテが後方で不用意な横パス。
これをドリーム#13岸本がカットして、そのままシュートを決める。
8分、ドリームが同点に追いつく。左コーナーキック、#10坂口落としを
#9山下がシュート。角度はないがこれが決まる。
9分、ドリーム#18中野がセンターサークルからドリブルでエリア手前に
持ち込み、DFと競り合いながら左足シュート。これが決まり、ついに逆転。
1点返した後、シュライカーサテの動揺を見逃さずにたたみかけたのは
さすが百戦錬磨の名門チームといったところだろうか。
シュライカーサテは後半14分からパワープレー。しかし後半15分、ドリーム
#2岡部真が相手のピヴォからボールを奪ってロングシュートを決め、
リードを2点に広げる。またしてもベテランパワーが試合を動かした。
終盤にシュライカーサテが1点を返したものの、4-3でドリームが勝ち、
苦しみながらも準々決勝進出を決めた

2008年11月10日

とおるの目「11/9 全日本選手権大阪大会観戦」

全日本選手権大阪大会準々決勝の第4試合を観戦しました
Fリーグを観戦した直後でしたが、Fと比べるとディフェンスの寄せの
厳しさは足りないような気がしましたが、その分攻め合いが激しく、
観る上での興奮度は高いと思いました。
どちらが面白いと思うかは人それぞれだし、両方観た上でそれぞれの
楽しさを感じればいいのではないかと思います。


旭屋4-5(前半3-1)ドリーム

【戦評】
立ち上がりはドリームのミスで得たチャンスを活かして旭屋が2点
リード。ドリーム#18中野に1点奪われたものの、GKからのこぼれを
押し込んで追加点を奪い、3-1で折り返す。
後半、旭屋はGKを交代。パフォーマンスは悪いと思わなかったが、
立ち上がりの失点で、試合の流れをもっていかれてしまった。
GKというより、チームリーダーがピッチを離れた影響なのかもしれない。
4-4の同点に追いつかれた後にGKを#1蔵内に戻したが、ドリームの勢い
を止めることができなかった。
ドリームは要所要所で監督兼選手の#7久川を投入し、ゲームを作った。
トーナメント1回戦では不在だった大黒柱の存在が、逆転勝ちへの
大きな原動力となった。
シュライカーサテライト戦に続いて、今回も2点差を逆転したドリーム、
だが4失点のうち、2点はマークの受け渡しの失敗によるもの。
準決勝の対戦相手は攻撃パターンが多彩な高槻松原なので、ディフェンス
の修正が重要になると思われる。

2008年11月16日

とおるの目「11/15 全日本選手権大阪大会準決勝」

選手権大阪大会準決勝@高槻を観戦してきました。
試合経過と戦評を簡単に記します。


近鉄7-3(前半2-1)TOY

先制したのはTOY。前半2分、#7河内が右奥から中央へスルスルと抜け出して
GKと1対1になると、冷静にゴール左隅に転がす。
近鉄はこれを問題視したのか、しばらくするとGKをベテラン加藤に交代。
絶対負けられないという意志を示すような選手交代だ。
前半5分、近鉄が同点に追いつく。TOYがアウトボールの判定に不満を顕に
した隙を見逃さず、素早いキックインに中央の#14大塚が合わせてゴール。
TOYはこの場面以外でも、カッとなったときに次のプレーへの切り替えが
遅くなる傾向がみられ、そのために試合の流れを失った印象がある。
近鉄は前半17分に勝ち越し点、後半5分に追加点を奪うと、危なげない試合
運びで快勝。決勝進出を果たした。


高槻松原6-2(前半5-1)FC DREAM

地元の声援をバックに持ち味を存分に発揮した高槻が、前半で決着をつけた。
先制点はドリームが奪ったが、2分後に高槻#18黒川が同点ゴールを決めると、
そこから高槻松原ワールド全開となる。
高槻#3市場と#5辻崎がエリア手前からダイレクトパスを5回ぐらい連続でつないで、
最後は辻崎がディフェンスともつれながら押し込む。
観客席を圧倒するようなゴールを皮切りに、高槻が追加点を奪っていく。
前半を5-1で折り返し、後半序盤も高槻優位に進めると、後半途中から
高槻はハーフからの守備で逃げ切り体制。
両者1点ずつ追加するも、4点差のまま6-2で高槻が勝利。
持ち味を発揮し、リスクコントロールも万全にしながら、高槻松原が非常に
いい形で決勝進出を決めた。
ドリームは#7久川不在が響いたか、何もできないまま敗れてしまった。

About 2008年11月

2008年11月にブログ「SUPPORTERS'EYE」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年10月です。

次のアーカイブは2008年12月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。