第5回全日本女子フットサル選手権(11/1~3 静岡県)
レポートの続きです。
arco-irisの準決勝について記します。
【3日目】
準決勝
■FUN LADIES 8-3 arco-iris
メインスタンド側FUN LADIESサポーター席には黄色のTシャツを着た
50人規模の応援団。うち、声出しサポーターは10数名。
関西ではFリーグでもお目にかかれないような強力なサポーターだ。
会場が静岡県でも、東京からこれだけの人が集まる。
FUN LADIESのフットサルにはそれだけの魅力がある。大会を通して、
そう思わせるような試合を確かにしていた。
バックスタンドのarco-iris応援席にも、チームの他、#6井野や#10中野
の横断幕が掲げられている。少ないながらも応援してくれる人がいる。
そしてここには、何とDJ JUMBOさんの姿も。ミックス大会で知り合って
お友達になったそうで、arco-irisが勝ち残ったから、帰京の予定を
延ばして応援に駆けつけたのだとか。
その隣には2007年日本女子代表監督の中村恭平氏。代表選考のために
選手を観にきたのだろうか。
個人的には(NICOサポーターとしては)、ここにいるのがニコでないのは
とても悔しく、やりきれない気持ちになる。
試合は序盤からFUNペース。#6宇津木、#10中島のゴールで2点リードする。
「特にFUN対策はやっていない」というarco-irisは、自分たちのスタイルを
どこまでも貫く。#9関灘はどこまでも右サイドのタテ勝負。
予選リーグを観戦しているFUNは、当然それをわかっている。
しかしそれでも成功してしまうのが、フットサルの面白いところ。
前半15分、arco-iris#9関灘が右サイドを突破し、ミドルシュート。
これに反応した#11江口がゴール前で合わせて2-1とする。
前半は1点差で折り返した。
後半は点を取り合う展開となる。
7分、FUN#15小出がドリブルシュートを決めて3-1。8分、今度はarco-iris
#11江口のゴールで3-2。11分、FUN#6宇津木のゴールで4-2に。
12分、arco-iris陣内深くでFUN#7高橋がボールを奪って中央に折り返すと、
これを#10中島が決めて5-2、3点差に。
arco-irisにとっては不用意な形での失点が、形勢を大きく傾けた感がある。
17分、arco-iris#10中野が左45°からミドルシュートを決めて5-3とするが、
FUNが残り2分で3点取って、8-3。
3連覇中の女王が、初出場の挑戦者に引導を渡した。
スコアは8-3。最後の3点は勿体ない気がするものの、現状を示すスコア
なのだと思った。
選手たちはこの結果をどう感じたのか。ある選手のコメントは、
「来年必ずここ(全国)へ来て、次こそはFUNを倒す」
打倒FUNというゴールをはっきり認識し、最高のモチベーションを得て、
このチームは次のステップへと進んでいくことになるだろう。
日本一というゴールを普段から意識出来るチームが増えることは、関西
全体にとっても、非常にいいこと。
arco-irisの挑戦が、今後の関西にいい効果をもたらしてほしい。
今大会を通じて、arco-irisの中でMVPを挙げるとしたら、筆者が選ぶのは
#9関灘美那子。右のサイドアタッカーとして、とことん縦に勝負した。
そこまでやらせたチームも凄いし、やりきった本人もたいしたもの。
まだ19歳。徐々に幅を広げながら、常に勝負できる選手であり続けてほしい。
最後に、筆者が選ぶ今大会ベスト5
GK 澤田法味(大原学園JaSRAフットサルクラブ)
FP 高橋唯(FUN LADIES)
FP 中島詩織(FUN LADIES)
FP 宇津木みる(FUN LADIES)
FP 井野美聡(arco-iris)